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2016年6月 8日 (水)

森林組合は超優良企業だった

ある森林組合の決算資料が手元にあります。
 
Img_2217
 
非公開のため具体的な数字は書けませんが、内容を見てビックリポン。元融資担当課長の視点で見ても財務内容は超優良企業でした。
 
どのくらい優良かということをお知らせするために、日本を代表するトヨタ自動車の財務指標と比較してみました。
 
Img_2224
 
トヨタ自動車の財務指標はHPから拾いました。森林組合と私が働いている△✖株式会社の指標は決算資料から私が計算しました。
 
難しそうな漢字と数字の表では、なんじゃらほいというのが一般的な感想でしょうが、オレンジの線で囲んだ部分だけご注目ください。
 
決算書を見るポイントは二つ、収益性と安全性です。
 
上から二番目、売上高税引前(当期)利益率、トヨタと森林組合は共に10%前後と拮抗してます。これがいかにすごい数字かということは経営者であれば良くお分かりだと思います。収益性が高い、つまり儲かっているということです。
 
次に安全性の指標である、株主資本/総資産、自己資本比率といった方がいいかもしれません。こちらは森林組合の方が優ってますね。安全性が高いということは、ちょっとやそっとでは倒産しないということです。
 
事実、表には書けませんがこの三者は年間の売上高に匹敵する(あるいは上回る)金融資産(預貯金等)を所有してます。簡単に言うと一年間は何もしなくても存続できる組織だということです。
 
この森林組合はトヨタよりはるかに小さい企業です。売上はレクサス数十台分くらいしかありません。職員も二ケタの下の方。そのちっちゃな組織が財務内容が抜群なんです。私が融資担当なら無担保・プライムレートで目をつぶって貸しちゃいます。
もっとも預金がたくさんあるから借入の必要なんてありませんが。
 
でも問題点もあります。最後の項目の、売上高に占める補助金の割合が60%を超えてます。業界の特性である補助金行政にどっぷりと浸かっているという見方もできるのではないでしょうか。この点が世界で戦うトヨタとの決定的な違いかもしれません。
 
しかしながら、森林組合なんて補助金頼りで細々とやってるんだろうね、なんていう私の根拠のない先入観を見事にひっくり返してくれた決算書でした。

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